7月20日午後9時から放送したNHKスペシャル「認知症800万人時代 認知症をくい止めろ~ここまで来た!世界の最前線~」のビデオを視聴しました。
このビデオを見て、次の4つが印象に残りました。
①脳梗塞の再発を防ぐ薬シロスタゾールがアルツハイマー病の進行を遅らせる。
②糖尿病の治療薬インスリンを点鼻する治療法が認知機能の低下を抑える。
③ユマニチュードというケア方法は、認知症患者に対し徹底して人間らしく接することで、周辺症状を和らげる。
④認知症の予防としては生活習慣病の予防対策が一定の効果がある。
上記①および②は、その有効性がどこまで証明されたものか、よく分りませんでしたが、いずれも既存の薬なので、臨床上の有効性等が証明されれば、実用化は早いのかなと期待してしまいます。
③のユマニチュードの実施の実例がビデオにあったが、その顕著な効果に驚きました。このケア方法がどのような認知症の患者に効果があるのか、逆にどのような患者に効果がないのかを知りたいと思いました。
そして、「周辺症状が激しいので当施設では受け入れができません」として福祉施設から入所を断られ続けているアルツハイマー型認知症の進行した患者(私が成年後見人をしている)のことを思い出しました。