奥澤神社(おくさわじんじゃ)
所在地:東京都世田谷区奥沢5-22-1
御祭神:譽田別尊(ほんだわけのみこと)、稲倉魂命(うがのみたまのみこと)
御由緒:旧称「奥澤八幡」。世田谷城主吉良氏の家臣大平氏が奥沢城を築くにあたり守護神として勧請したと伝えられる。例祭の9月14・15日に、江戸中期より伝えられている「厄除の大蛇」の特殊神事が行われ、境内の「八幡小学校発祥之地」の碑は、かつて八幡小学校校舎があったからである。社殿は昭和45年に完成し、尾州檜材を用い、室町期の様式を採用したもので、都内においても他に類を見ない。(世田谷区教育委員会の案内板の記載から抜粋)
この神社は、東急目黒線奥沢駅から徒歩2~3分のところに鎮座します。
鳥居に大蛇の注連縄がからみついています。秋の例大祭に大蛇のお練りに用いられた後、鳥居に厄除けの大蛇として飾られるようです。「奥澤神社の大蛇お練り行事」は、世田谷区の無形民俗文化財(風俗慣習)に指定(詳しくはこちらから)されています。
社殿(拝殿も本殿も)は、「室町期の様式」というのでしょうか、とても大きく、独特の造りです。
この神社の境内は、世田谷区みどりの基本条例の規定に基づき、「保存樹林地」に指定されています。世田谷区の標識が設置されていました。
さらに、拝殿前のスダジイに世田谷区「名木百選」の標識が設置されていました。世田谷区のウェブサイトの記載によると、「皮だけのシイノキ 幹が大きな空洞で、ほぼ皮だけになっていますが、大枝に葉を茂らせ、まだまだ樹勢は十分です。」と紹介されています。