鶉功『図解 社寺建築〈社寺図例編〉』

神社に参拝したとき、社殿をどのように見たらよいかを知りたくて、西和夫『図解 古建築入門―日本建築はどう造られているか』(記事はこちらから)と佐藤日出男『社寺建築の工法』(記事はこちらから)を読んでみました。引き続いて、同様の目的で、次の本を読んでみました。

 

鶉功『図解 社寺建築〈社寺図例編〉』(理工学社、1993年)

 

著者は、「はしがき」で、本書は「社寺建築の構造・意匠を理解し、さらに木造を基本とする日本建築の伝統的技術の一端を学ぶための参考にな」ることを意図し、「図例本位の構成であるが、配列した各図例を順に追って行けば、建築の仕組が理解できるように工夫」してあると記しています。

 

「1 寺院建築参考図集」で、色々の本堂、仏堂、鐘楼などの図例を示します。

 

「2 神社建築参考図集」で、本殿の建築様式として、大社造、神明造、八幡造、日吉造、流れ造、宮造、見世棚造、散米棚造、権現造を採り上げ、その様式図例を示し、さらに拝殿、神楽殿、神饌所、社務所、鳥居などの図例を示します。

 

「3 社寺建築史参考図集」で、飛鳥時代から江戸時代までについて、各時代ごとに典型的な社寺を採り上げて、参考図を示します。神社としては、吉備津神社本殿、厳島神社本社本殿、出雲大社本殿、住吉大社本殿、春日大社本殿、賀茂御祖神社本殿、宇佐神宮本殿などが採り上げられています。

 

本書は、図がとてもきれいな上に、分りやすいものです。正面図、側面図、背面図、平面図、断面図、矩形図などを示して、読者が理解できるように導きます。

 

建築に素養のない私でも、本書の図やデッサンを眺めていると、飽きることがありません。ただ、古建築の術語にフリガナを振っていません。たぶん綺麗な図が損なわれるからでしょう。

 

※ブログランキングに参加しています。「人気ブログランキング」および「にほんブログ村」のクリ

 ックをお願いします。

※ブログの記事の一覧は「サイトマップ」にあります。

遠藤司法書士事務所

川崎市中原区木月四丁目6番7-206号

 

TEL:044-434-7252

(受付時間:9~17時)

 

休業日

土曜日・日曜日・祝祭日

 

対象地域

川崎市(中原区、高津区、宮前区、多摩区、麻生区、幸区、川崎区)、横浜市(港北区、都筑区、青葉区、鶴見区、緑区、神奈川区、西区)、東京都(大田区、世田谷区、目黒区、品川区、港区、渋谷区、中央区、千代田区、町田市、多摩市、稲城市)

お気軽にご相談ください