神明社 (しんめいしゃ)
所在地:川崎市宮前区野川463
御祭神:天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)、大巳貴命(おおなむちのみこと)、韋駄天神(いだてんのかみ)
御由緒:当社は元韋駄天社と称し、明治3年5月村社から雑社となり、同年同月改めて村社に列せられ神明社となる。明治41年10月無格社八坂神社及び子神社を合併し、昭和15年10月幣帛料供進神社に指定された。「韋駄天走り」の語源である韋駄天様は、神々の御恵を光の速さで逸早く走く届け、足腰の病を癒し、子供の病魔を除く神として広く祀られている。平成12年9月社殿及び社務所を新築竣功した。(神奈川神社庁「かながわの神社」から抜粋)
この神社まで、JR南武線武蔵新城駅から徒歩で行ったところ、30分ほどかかりました。途中に急な坂道もあり、少し疲れました。バスを利用した方がよかったようです。
鳥居の前に立つと、後ろからゴーゴーと大きい音がします。振り返ると、下の方に第三京浜道路が見えました。
鳥居をくぐると、まさに鎮守の森です。広い境内には、シイノキ、イヌシデ、ウラジロガシ、クスノキなどの太い樹木が茂っています。ここは、森林法に基づく保安林に指定されています(詳しくはこちらから)。また、境内の樹木の多数に、川崎市の保存樹木の標識が設置されていました。
森の中の参道を進んで、社殿の前まで来ると、第三京浜道路の車の音は聞こえません。
珍しいことには、拝殿の左手に、韋駄天の石造が建っています。
本殿は、2間社流れ造というのでしょうか。藤日出男『社寺建築の工法』(記事はこちらから)にある流れ造の様式図例に示してあるとおりです。ただ、舟肘木以外に組物(斗栱)や中備が使われておらず、縁廻りも擬宝珠がないなど、簡素な造りです。すっきりして綺麗な感じがしました。
お札授与所でお願いして、御朱印をいただきました。
韋駄天の御朱印です。