白髭神社(しらひげじんじゃ)
所在地:川崎市高津区北見方2-14-7
御祭神:猿田彦命(さるたひこのみこと)
御由緒:当社は慶長15年頃(1610年)北見方総社として創建されたもので、その後多摩川の水災により元文元年(1738年)及び天保5年(1834年)また6年(1835年)に神殿本殿を再建し昭和4年(1929年)奥殿の増築と拝殿の修復等を行った。現在の社殿は平成18年(2006年)10月に竣功。神殿、弊殿、拝殿共新築再建し、神器庫、神饌所など併設した。御神徳はすべて災魔を払い善き方に導き給う御先導の神と申され、神徳を慕い縁結びの神、寿の神、白髭の神、幸の神として祀られ古来より地祭普請、交通安全の祈祷出頭が多い。なお境内社として奉祀する神明神社は元小字向河原耕地に、伊勢宮神社は元小字下倉耕地に、面足神社及び大山津見神社は元小字下倉耕地に、日枝神社及び稲荷神社は元小字山王耕地に点在していたものを、明治41年12月当境内に移転合祀し奉ったものである。(神奈川神社庁「かながわの神社」から抜粋)
白髭神社は、東急大井町線の二子新地駅から徒歩14分ほどの住宅地の中に鎮座します。今回は、高津諏訪神社からこちらの神社に廻りました。
一の鳥居をくぐると、正面に、しめ縄の張られた、太いクスノキがあらわれます。鎮守の森という雰囲気がします。
左に折れると、社殿が見えます。社殿の周りは、高木が生えていなせいか、妙に明るく見えます。ぽつんと社殿が建っているようにみえました。
社殿は、平成18年に再建されたとのことです。すっきりした感じがします。
拝殿にある虹梁、木鼻、組物、中備などについて、佐藤日出男『社寺建築の工法』(記事はこちらから)にある様式図例を思い出しながら、見学しました。
本殿は、千木や鰹木がない造りでした。