知人に薦められて、次の本を読んでみました。
古田博司『醜いが、目をそらすな、隣国・韓国! 』(ワック、2014年)
著者は、「日韓歴史共同研究」の教科書班のチーフを担当した学者です。本書の目的は隣国のかたちを正確につかむことだとして、「日本人は私を含めてだが、醜いものから目をそらすところがある。「隣国のかたち」は醜いかもしれない。だが、そうなったには訳がある。訳から目をそらすと、自分も醜くなる。」と言います。
以下に、本書を読んで印象に残った事項を記してみます。
朝鮮半島の西側は、まったくの無防備であり、祖国を守ることができない。この国の地政学的な特長が作り上げた心性は、無防備で楽天的な民衆と、無責任で他者転嫁型の支配層にわかれる。前者は、「率直・単純・端的・直入・きんきら・のびやか・あっけらかん」だが、後者は、「ウソつき・ほら吹き・卑劣・ごますり・ふまじめ・エラそうな・見栄っ張り」である。
東アジアとは、法治による公平とか、対人における卑劣とか恥とが分からない人々の住む地域であり、いわば東洋的専制主義で孤立した国々からなっている。
東アジアの人々は、愚かなほど正直であり、その正直さの内容がウソであるか否かを問うことない。日本人は無難にやり過ごそうと、初めからウソだと分かるはずなのに、変な人々だと不正直な対応を繰り返す。
「ウソも通ればめっけ物」という点では、韓国や中国は、日本の左派知識人たちと大差ない。
自分の嫌いな人物を孤立させるために上司や目上の人たちにつげ口をして回る行動を、朝鮮語で「イガンヂル」という。韓国人特有の民族行動パターンである。こうしたイガンヂルは朴槿惠大統領にだけみられる行動ではなく、韓国人同士が毎日、国内でやっている。
韓国人の民族行動パターンは、形状記憶合金のように限りなく李朝に戻っていく。世界でも類例をみなほど卑劣なことを平然とやる。そして、教えても、助けても、意味がない。援助しても感謝など一切しない。むしろその十倍、二十倍と際限なく要求してくる。
韓国人には「教えず、助けず、かかわらず」、韓国を否む三原則が最も良策である。
東アジアを見るコツ ⑴ 日本のお家芸だった対中位負け外交をすてること。いまの中国はかつての孔子の国でもなけ れば、古代文明の伝統も引き継いでいない。 ⑵ アジア主義を諦めること。日本人がいくら頑張っても彼らには日本と連帯する意思はない。 ⑶ 贖罪するふりをして、彼らに同情しないこと。同情に付けこんでさらに要求度を高めてくる。 |