先日読んだ宮本哲也『超強育論』の中に、パズルが掲載してあり、それを解いてみると、なかなか楽しめました。後で分かったことですが、そのパズルは、「数独」というものの変形のようです。
小学生向のパズルではなく、大人向けのパズルをしてみたいと思い、次の本を購入し、掲載してある67問の数独を解いてみました。
ニコリ『全問解説数独』(ニコリ、2010年)
本書は、全問に解説がつけてあります。問題を解いていて、行き詰まり、本書の解説を見ると、きまって、「途中経過」として、その行き詰まったところが表示されており、解説がついています。多くの人が、同じところで、行き詰るようです。
行き詰まったとき、解説を見ながら解いていくと、程なく全問解き終えました。しかし、その後、再挑戦すると、やはり行き詰ってしまいます。
数独の解法とか定石とかが身についていなかったようです。高校数学をチャートで勉強したやり方を思い出して、解けなかった問題を繰り返し挑戦し続けました。そうすると、自分なりの解法テクニックが発見できたりして、とても楽しめました。
この数独を解き続けてみて、次のような事項に気付きました。
⑴ 81マスを同時に見ようとするので、視野拡大の訓練になるようだ。あるいは、周辺視野を鍛え
ているかもしれない。
⑵81マスを全部見ているつもりでも、見落としていることが度々あるということに驚かされる。
一部のマスに注意が向くと、他のマスが見えていないようだ。
⑶1つのマスを見るとき、①ブロックで中でみる、②横列の中でみる、③縦列の中でみる、という
3つの見方を同時にするというのは、面白い。